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終活ノートの作り方は?書くべき項目やポイント・メリットを解説!

公開:2026.04.17 更新:2026.04.17

終活ノートの作り方は?書くべき項目やポイント・メリットを解説!

終活ノートとは?

終活ノートとは、エンディングノートとも呼ばれるもので、自分が亡くなった後や意思表示が困難になった場合に備えて、家族や大切な人に向けて希望やメッセージを書き残しておくノートのことです。終活ノートに決まった書式は存在せず、自分の希望や家族への想い、資産の情報なども自由に書き残せる点が特徴だと言われています。

また、終活ノートは自分の思いを家族に伝える手段となり、実際に相続手続きが必要となった場合に起こりがちなトラブルを未然に防ぐうえでも重要な役割を果たす可能性が高いです。例えば、延命治療の有無やお葬式の形式などを前もって書き記しておけば、いざというときに家族が判断に迷わずに済むでしょう。なお、終活ノートは法的な効力を持たないため、不動産など高価な財産がある場合は遺言書の作成も併せて検討することをおすすめします。

終活ノートの作り方

終活ノートは主に以下の流れを意識して作ると良いでしょう。

  • 作成の目的をはっきりさせる
  • 自分に合うノートやアプリを選ぶ
  • 記録したい項目をリスト化する
  • 書きやすいところから書き始める
  • 変化があれば定期的に見直し・更新する

最初に終活ノートを残す目的を考えると、必要な情報の優先順位が明確になり後の修正も楽になる場合が多いです。目的が定まったら、市販帳、普通のノート、デジタルなど自分が続けやすい媒体を選ぶと、形式に縛られず気軽に書き進めやすいです。書く内容は資産、医療希望、家族宛メッセージなど自由のため、まずは一覧表にして漏れを防ぎましょう。終活ノートに法律上の決まった書式はないため、一度に全てを書き終える必要はなく、書きやすい部分から少しずつ埋めても問題ないでしょう。

終活ノートが完成した後も、ライフスタイルや資産が変わったら定期的に更新し、保管場所を家族に共有しておくと、常に最新の意思を伝えることができると言えます。さらに、見出しや色分けなどレイアウトを工夫すると、家族が必要な情報をすぐ探せるため安心感を得やすいです。

終活ノートに書くべき項目

終活ノートに書くべき項目として、以下のものが挙げられます。

  • 本人の基本情報
  • 遺言書の有無とその場所
  • 財産の情報
  • 葬儀についての希望
  • 医療や介護についての希望
  • ペットの引き取り先と情報
  • 家族や友人に伝えたいこと
  • 親族や友人の連絡先情報
  • 電子機器のIDやパスワードの情報
  • サービスの解約や変更に関する情報
  • 残りの人生でやりたいこと

本人の基本情報

終活ノートに書いておくべき項目の一つに、氏名や生年月日、住所などの基本的な本人情報があります。身近な家族であっても、本人の詳細な情報までは把握していないことがあるためです。こうした基本情報は死亡時の各種手続きに欠かせないため、事前に整理しておくことで、遺族が手続きを円滑に進められる場合が多いです。

また、血液型や本籍地、家族構成、職歴、学歴といった事項まで記載することで、基本情報を幅広くカバーできるため、記憶にある範囲で書き込んでおくと良いでしょう。さらに、マイナンバーや健康保険証の番号などの重要なID情報も記載しておくと、より良いと言えます。なお、これらの基本事項は終活ノートの冒頭ページに整理して記載するケースが一般的です。基本情報はノートの書き手を示す重要な手がかりにもなるため、必ず漏れなく記載しておきましょう。

遺言書の有無とその場所

終活ノートには、遺言書の有無と保管場所も記載しておくと良いと考えられています。家族が遺言書の有無を把握していれば、相続手続きの際の混乱を避けることに役立ちます。遺言書を作成済みの場合は、形式と保管場所を忘れずに書き添えておきましょう。自宅に遺言書を保管している場合は、家の中のどこにあるかまで明記しておく必要があると言えます。

遺言書がない場合でも、その旨を示しておけばご家族の不安や手間を減らせるでしょう。ただし、終活ノートには法的効力がないため、財産分配の希望を書いても必ずしも希望通りに実現するとは限らない点に注意が必要です。なお、遺言書は相続トラブルを回避する有効な手段の一つのため、未作成であれば終活ノートの作成を機に準備を検討してみても良いでしょう。

財産の情報

終活ノートには、財産の情報を一覧にして記しておくことも大切だと言われています。預貯金や有価証券、不動産、貴金属などの財産の内容をまとめて記録しておけば、相続手続きにおける遺族の負担を軽減できる場合が多いです。銀行口座の番号や通帳の保管場所、保険証券や登記簿などの書類情報も具体的に記載し、ネット銀行などの漏れがないようにしましょう。

例えば、金庫に現金を保管している場合はパスワードや鍵の置き場所まで書き添えておくと安心感があります。また、ローンや借金などの負債も相続の対象となるため、忘れずに記載しておく必要があります。なお、財産情報は時間とともに変化するため、一度記入した後も定期的に内容を見直して更新することが大切だと言えます。

葬儀についての希望

終活ノートには、葬儀の形式や規模、参列者の範囲など葬儀に関する希望も記載しておきましょう。あらかじめ自分で決めた葬儀の内容を書いておけば、家族が混乱したり慌てたりせずに済み、精神的な負担や、経済的な負担の軽減につながりやすいです。例えば、葬儀の形式はどれにするか、喪主を誰にするか、棺に納めてほしい品物など具体的な希望を残しておきましょう。

遺影に使用する写真は生前にお気に入りのものを選んで保管場所を示しておくと、葬儀時に遺族が迷わずに済みます。さらに、訃報の連絡をする相手や葬儀に参列してほしい人をリスト化して記載しておけば、家族が連絡に迷う心配もないでしょう。

医療や介護についての希望

終活ノートでは、介護や医療について本人の意思表示を事前に記しておくことも必要だと言われています。認知症や重篤な病気で意思疎通ができなくなる可能性もあるため、治療や介護についての希望は元気なうちに書いておきましょう。

例えば、どのような治療を受けたいか、介護を自宅と施設のどちらで受けたいか、延命治療や臓器提供の意思など具体的な希望を明確にしておくと良い場合が多いです。なお、延命治療の方針など重要な事項は事前に家族と十分話し合い、共有しておくことも大切だと言えます。

ペットの引き取り先と情報

ペットを飼っている場合は、亡くなった後にその世話を任せる人や扱ってほしい方法など、ペットに関する希望も終活ノートに記しておきましょう。ペットについて何も書き残さないと、任せたかった人に引き取ってもらえなかったり、手放されてしまう恐れがあります。家族がペットの詳細を知らない場合に備え、普段与えている餌の種類やお気に入りの玩具、かかりつけの動物病院などの情報も細かく書いておくと安心感があります。なお、ペットの年齢や性格、名前、性別、ペット保険の有無など、基本的なプロフィールも忘れずに記載しておきましょう。

家族や友人に伝えたいこと

終活ノートには、家族や親しい友人へ伝えておきたい感謝の言葉やメッセージを残すことも重要だと考えられています。普段なかなか口にできない本音や想いも、ノートを通すことで素直に伝えられる場合が多いです。例えば、子どもや孫には幼い頃の思い出を綴ったり、親友には一緒に過ごした時間の感謝を伝えたりと、それぞれの相手に応じた温かいメッセージを記しましょう。そのメッセージは、残された人にとって大切な心の支えになることが多いため、あなたらしい言葉で素直な気持ちを伝えることが大切だと言えます。終活ノートに思い出の写真を添えたり、形見分けの一覧を作成したりするのも良いアイデアでしょう。

親族や友人の連絡先情報

終活ノートに書くべき項目として、自分の親族や友人などの親しい人々の連絡先リストが挙げられます。家族があなたの知り合いをすべて把握しているとは限らないため、連絡先を残しておくことで訃報連絡の漏れを防げる場合が多いです。普段SNSで繋がっている友人がいる場合には、そのアカウント名や連絡手段も記しておくと良いでしょう。また、親族の連絡先リストを作成しておけば、訃報連絡がスムーズになるのみでなく、相続人を把握する際にも役立つ可能性があります。

電子機器のIDやパスワードの情報

電子機器のログインIDやパスワードの情報も、終活ノートにまとめて記載しておきましょう。パソコンやスマートフォンなどの電子機器のログインIDやパスワードの情報を家族に共有しておかないと、ログインできず大切なデジタルデータを継承できない可能性があります。利用しているWebサービスやアプリごとに、ログインに使用しているメールアドレスやパスワードを一覧にして書き残しておくと良いでしょう。なお、携帯電話の解約には端末本体が必要になるため、スマホを保管している場所も併せて記載しておくと安心感があると言えます。

サービスの解約や変更に関する情報

終活ノートに書くべき項目として、サービスの解約や変更に関する情報が考えられます。車や住宅のローン、クレジットカード、携帯電話、各種サブスクリプションなど、死亡後に解約や名義変更が必要となる契約情報が終活ノートに記載されていれば、本人の死後に家族が契約の存在を見落とす可能性が少なくなり、速やかに解約手続きを行えるでしょう。これらの契約は解約しない限り料金が発生し続けてしまうことが多いため、定期課金サービスのリストは漏れなく書き出しておくことが大切です。なお、使っていないサービスがある場合は、事前に解約しておくのが望ましいと言えます。

残りの人生でやりたいこと

終活ノートには、この先の人生で実現したいことや叶えたい夢、今後の計画などを書き留めておくこともできます。終活は亡くなった後の準備のみでなく、残された人生をより充実させるために「これから何をしたいか」を考える機会にもなり得ます。例えば、行ってみたい旅行先や再会したい旧友など、思い浮かぶ今後の目標を書き出してみましょう。はっきりした目標ができることで、ポジティブに人生を歩むためのモチベーションになることが多いです。この場合、終活ノートは満足できる人生を送るための指針となるでしょう。

葬儀の希望内容に関する相談はセレマへ

※担当者様記入欄:終活ノートに「葬儀に関する希望内容」を記載するにあたって、専門家に相談しながら決めていただくことを推奨する旨を記載し、コンバージョン獲得(例:相談/お問い合わせ)を図っていただく想定です。実務経験や社内知識等が必要な見出しのため、お手数をお掛けして恐れ入りますが、ご記入のほど何卒宜しくお願い致します。

終活ノートを作る際のコツ

終活ノートを作る際のコツとして、以下の内容を紹介していきます。

  • 家族と一緒に記入する
  • 思いついたことを一旦書き出す
  • 書きやすいことから書く
  • 無理に空白を埋めない
  • 一定の期間で情報を修正する

家族と一緒に記入する

家族と意見を交わしつつ一緒に書き進めていくことが、終活ノートを作るコツの一つです。家族の考えを聞きながら終活ノートに記入することで、優先して書くべき項目を見極めやすくなる場合が多いです。あらかじめ葬儀や介護などに関する家族の希望を聞いておけば、お互いの意向の食い違いによる問題を避けられるでしょう。

例えば、事前に自身の葬儀や介護について家族と考えを共有しておくことで、今後何を用意すべきかや優先度が明確になり、記入内容をまとめやすくなります。その結果、あなたの希望をより正確に家族に伝えることができ、自分の望む形を実現しやすくなると言えます。

思いついたことを一旦書き出す

終活ノートを作る際のコツとして、難しく考えすぎずに今の自分の気持ちをひとまず書き出してみることが挙げられます。終活ノートは遺言書などと違って何度でも書き直しが可能なため、最初は思いついたことを自由に書いても問題ないと言えます。例えば、日記を書くような感覚で気負わずに書き綴ることがおすすめでしょう。終活ノートには決まった書き方がないため、自分が書きやすい方法で作成を進めると良いと言えます。

書きやすいことから書く

終活ノートは、最初から全ての項目を埋めようとせず、書きやすいことから書き始めるのがコツだと言えます。書きやすい項目から記入を始めることで、心理的なハードルが下がり、スムーズに書き進められるようになる場合が多いです。例えば、氏名や連絡先などあらかじめ決まっている自身の基本情報から埋めていくと取り掛かりやすいでしょう。逆に、迷いがある項目については無理に急いで書こうとせず、情報や気持ちが整理できてから追記すると良いと言えます。ちなみに終活ノートには記入する順番の決まりがないため、書きやすいところから始めても差し支えありません。

無理に空白を埋めない

無理に空白を埋めないことが、終活ノートを作るコツの一つだと言えます。項目によっては十分に考えがまとまってから書いたほうが良い内容もあり、焦って全てを書き込む必要はないでしょう。実際、終活ノートは一度で完璧に仕上げる必要はなく、重要事項のみ記入したら残りは時間をかけて少しずつ記入していけば問題ない場合が多いです。そもそも全ての欄が埋まっていない状態でも、いくつかの内容が書いてあれば残された家族の助けになり得ます。

一定の期間で情報を修正する

終活ノートは書いて終わりにせず、定期的に内容を見直して更新することが重要でしょう。終活ノートは、作成してから時間が経ってしまうと、記載した情報が古くなってしまう可能性があります。実際、ひとたび書き終えた内容も年月とともに状況や考えが変わることがあり、その際は適宜書き直していく必要があると言えます。例えば、時間の経過とともに健康状態や葬儀に関する希望が変わる可能性もあるため、あらかじめ見直しのタイミングを決めて定期的に情報を更新しておくと良いでしょう。

終活ノートを作るメリット

終活ノートを作るメリットとして、主に以下の6つが挙げられます。

  • 家族や友人に自分の気持ちを伝えられる
  • 家族への負担を軽くできる
  • 今までの人生を振り返ることができる
  • 備忘録として活用できる
  • 現在の資金状況を把握できる
  • 老後の不安が解消される

家族や友人に自分の気持ちを伝えられる

終活ノートを作るメリットとして、普段は伝えづらい自分の想いを家族や親しい友人へしっかり残せる点が挙げられます。終活ノートには形式上の決まりがないため、自分の言葉で細かな希望や感謝の気持ちまで書き記しやすいです。そのため、終活ノートは大切な人たちへ本音を伝える有効な手段と言えるでしょう。例えば、家族や友人それぞれに宛てたメッセージをノートに綴ることで、面と向かっては伝えにくい感謝の思いを届けやすくなります。

家族への負担を軽くできる

終活ノートのメリットとして、万が一の際に遺された家族の負担を減らせることが考えられます。ノートに介護や葬儀の希望、各種手続きの方法など必要事項を書いておくことで、家族が一から情報を集めたり判断したりする手間や心労を減らすことができるでしょう。例えば、銀行口座や契約中のサービスの情報を一覧にまとめて記載しておけば、家族は迷わずに各種解約などの処理を進めることができると言えます。また、延命治療の希望など生前の意思を書き残しておくことで、緊急時に家族が重い決断を迫られる際の精神的な負担も和らぐ可能性があります。

今までの人生を振り返ることができる

今までの人生を振り返ることができることも、終活ノートを作るメリットの一つです。終活ノートの作成によって過去を振り返る中で、自分の将来についても深く考えることができるため、残りの人生で何をしたいかという目標が明確になる場合があります。これは、心の整理がついて不安が減ることで、不思議と毎日の生活にも前向きな活力が生まれるためだと言われています。

備忘録として活用できる

終活ノートは本来の終活目的のみでなく、日常の備忘録として活用することも可能です。大切な情報をノートにまとめて記録しておけば、歳を重ねるにつれて物忘れが増えてもすぐ見返して確認できるため、一箇所で情報を管理するツールとして役立つ場合が多いです。例えば、通院先や各種サービスのログイン情報など日常で忘れたくない事項を書き留めておけば、いざというときに慌てず対応できるでしょう。なお、自分のみが知っている重要な情報ほど優先的に記入しておくと安心感を得やすいです。

現在の資金状況を把握できる

終活ノートに資産や財産の情報を書き出すことで、自身の現在の経済状況を客観的に把握しやすくなる点も、終活ノートを作成するメリットと言えます。資産を明確に整理して見える化することで、今後の生活設計に役立つのみではなく、相続への備えにもつながりやすいです。

例えば、預貯金や不動産など自分の資産一覧を書き記しておけば、必要に応じて遺言書を作成する際の参考資料にもできるでしょう。現時点での財産状況を把握しておくことで、老後までに不足しそうな資金の計画を立てたり見直したりできると考えられます。

老後の不安が解消される

終活ノートを作成することで、老後の不安を解消できることがメリットとして挙げられます。終活ノートが完成することで、万一への準備が整う安心感があり、心の負担が減ると言われています。終活ノートを活用して自分らしい最期の姿を見据えておけば、後悔なく今の生活を楽しむことにもつながるでしょう。

終活ノートを作るデメリット

終活ノートを作るデメリットとして、主に以下の3つが考えられます。

  • 個人情報の流出につながる可能性がある
  • 書き方によっては混乱を招く可能性がある
  • 手間がかかる

個人情報の流出につながる可能性がある

終活ノートを作るデメリットとして、個人情報の流出につながる可能性がある点が挙げられます。これは、終活ノートに銀行口座の番号や暗証番号など多くの重要情報が含まれるためです。もしノートの保管方法に不備があり第三者に中身を見られてしまうと、個人情報が悪用されて詐欺などの被害につながる可能性も否定できません。このため、作成した終活ノートは金庫で保管するなど、保管方法にも十分注意する必要があります。

書き方によっては混乱を招く可能性がある

終活ノートを作るデメリットとして、内容の書き方によっては残された家族が混乱してしまう可能性がある点が挙げられます。終活ノートの記述が不明瞭だったり重要な情報が抜け落ちていたりすると、何をしてほしいのか家族に伝わりにくくなってしまいます。

例えば、終活ノートに「葬式は小規模で構わない」という内容のみを書いた場合、誰をどの程度呼べば良いのかや妥当な費用の目安が分からず、家族は対応に迷ってしまう可能性があります。さらに、実現が難しい希望を細かく書き過ぎてしまうと、残された家族への過度な負担となり、結果的に混乱を招く恐れもあります。

手間がかかる

終活ノートを作成するには、多くの時間と労力を要する点もデメリットと言えるでしょう。終活ノートは一度書いて終わりではなく、家族構成や財産状況の変化に応じて定期的に内容を見直し更新していく手間が発生する場合が多いです。また、市販の終活ノートは項目数が多いものもあり、書き進めるうちに途中で重荷に感じてしまうケースもあります。このように終活ノートの作成は決して片手間でできるものではないため、できる限り早いうちから計画的に取り組むことが大切だと言えます。

終活ノートを作る際の注意点

終活ノートを作る際の注意点として、主に以下の5つが挙げられます。

  • 終活ノートの保管場所を共有すること
  • 終活ノートは遺言書とは異なること
  • 銀行口座の暗証番号の記載は控えること
  • 定期的に情報を修正すること
  • 厳重に保管すること

終活ノートの保管場所を共有すること

終活ノートを作る際の注意点として、終活ノートの保管場所を共有することが挙げられます。終活ノートは、残された家族や親しい人が内容を確認することで役立つケースが多いです。

そのため、他人の目につきやすい場所は避けつつも、信頼している家族にはノートを用意していることや保管している場所を伝えておく必要があると言えます。保管場所の具体例として、自宅の仏壇やタンスの引き出しなどが挙げられます。金庫に保管する場合は、鍵の保管場所も合わせて家族に伝えておきましょう。なお、銀行の貸金庫は本人以外が開けることが困難なため、終活ノートの保管場所に適さない可能性があります。

終活ノートは遺言書とは異なること

終活ノートは、遺言書と異なることにも注意が必要でしょう。遺言書は法律に則った形式で作成すれば、財産の分配などに法的効力を持たせることができます。しかし終活ノートは遺言書とは異なり、法的な効力がないため、記載した内容が必ずしも実現されるわけではありません。そのため、財産の相続方法について明確な希望がある場合は、終活ノートとは別に遺言書を作成する必要があると言えます。

銀行口座の暗証番号の記載は控えること

終活ノートを作成するときは、銀行口座やキャッシュカードの暗証番号を記載しないようにしましょう。ノートが意図しない者の手に渡った場合、詐欺や不正行為に利用される可能性があります。万一、終活ノートが他人に盗まれて暗証番号が漏れれば、口座から不正出金されるリスクも高まります。また、印鑑や通帳と終活ノートを一緒に保管しないようにすることも、不正行為の予防に役立つでしょう。

定期的に情報を修正すること

終活ノートは一度書いて終わりにせず、定期的に内容を見直して最新の情報に更新することが大切です。時間の経過とともに健康状態や資産状況が変化し、終活ノートに書いた内容が古くなる可能性があります。そのため、定期的に情報を修正しておけば、自分の最新の考えや希望をより正確に家族に伝えられるでしょう。例えば、毎年誕生日など情報を見直す時期を決めておき、習慣的に内容を更新すると良いと言えます。

厳重に保管すること

終活ノートには財産やパスワードなど第三者に見られては困る情報が多く含まれるため、作成後は他人に見つからない場所に厳重に保管する必要があります。万が一情報が流出して悪用されれば、不正出金などの犯罪被害や相続を巡る家族間のトラブルにつながる恐れがあります。例えば、鍵付きの引き出しや自宅の金庫など、人目につきにくく盗難されにくい場所に保管することがおすすめです。

終活ノートの入手方法

終活ノートは、主に以下のような場所で入手できるとされています。

  • 書店
  • 文房具店
  • 100円均一ショップ
  • インターネット通販
  • 自治体などによる無料配布

終活ノートは書店や文具店で市販されており、店舗では相続関連の書籍コーナーや家計簿コーナーなどに置かれていることが多いです。また、Amazonや楽天といった大手のネット通販でも購入できる場合も多いです。市販の終活ノートは1冊あたり約1,000〜2,000円(税込)と通常のノートよりやや割高ですが、あらかじめ必要な記入項目が設けられているため、初めてでも書き進めやすいという特徴があります。

近年ではダイソーやセリアなどの100円均一ショップでも終活ノートが販売されており、110円(税込)(※)ほどで入手できるため費用をおさえて用意したい方に適していると言えます。(※現時点での税率から算出。2025年7月時点)さらに、一部の市区町村では終活ノートの冊子を無料配布しており、自治体の窓口で受け取ったり公式サイトからダウンロードできる場合もあります。費用をかけずに終活ノートを準備したい場合は、お住まいの自治体で配布が行われているか確認してみると良いでしょう。

終活ノートと遺言書の違い

終活ノートと遺言書の違いは、決められた書式の有無や法的効力の有無、記載できる項目の範囲等が挙げられます。遺言書には、記載できる内容に法律で定められた制限があり、主に遺産相続など死後の事柄のみが対象です。しかし、終活ノートは法的効力がない分、生前の思いや記録も含めて好きな情報を自由に記載できます。

ただし、終活ノートに記した相続の希望には法的拘束力がないため、終活ノートに財産分割の割合を記載したとしても、希望どおりに遺産分割が行われる保証はありません。終活ノートに書ける内容の例としては、葬儀の形式や参列者の希望人数、遺されたペットの世話の方法など、遺言書に盛り込みにくい内容まで自由に記載できます。なお、両者は役割が異なるため、どちらも用意して併用することで補完し合うことが望ましいとされています。

終活ノートの作り方に関するよくある質問

何歳から終活ノートの作成を始めれば良いですか?

終活ノートの作成を始める時期に明確な決まりはなく、実際に20代や30代という若い頃から書き始めている人もいます。つまり、自身の人生や家族のことを真剣に考え始めたタイミングこそが、終活ノートを書き出す時期と言えるでしょう。

終活ノートに最低限書くべきことは何ですか?

終活ノートに最低限記載しておきたい必須項目は、大きく「自分自身の情報」「財産・資産に関する事項」「医療・介護に関すること」「遺言書・お墓・葬儀に関すること」の4つに分けられます。また、終活ノートに基本的な情報をまとめて残しておけば、残された家族が各種手続きを行う際の負担を軽減できるでしょう。

終活ノートは法的効力がありますか?

終活ノートには法律上の効力がなく、たとえ財産の分配方法を書いてもそれが法的に拘束力を持つわけではありません。そして、遺言書がなければ終活ノートに記した希望がそのまま実現しない可能性もあると言えます。

終活ノートは遺言書になりますか?

終活ノートはあくまで自分の想いや希望を伝えるためのものであり、財産の分け方を法的に定める遺言書とは役割が異なると考えられています。また、終活ノートには遺言書のような法的拘束力がないため、これのみでは死後の遺産分割を決定することはできないでしょう。相続に関する希望がある場合は、終活ノートへの記載に加えて、法律に従った正式な遺言書を別途作成しておくことが重要と考えられます。